バレーボールで起きる怪我とその種類!代表的なトラブルをご紹介
公開日:2017/05/22|更新日:2023/04/26
怪我をしない、体に痛みがないという事はバレーボールで勝つための
選手の基本であり理想ですが、そういうわけにはいきませんよね。
勝つためには、日々のトレーニングや食事で体を強化するのですが、
実際に体に痛みがないという選手は本当に少ないものです。
そして、ケガの半数以上を占めているのが下半身で、
主に、股関節・膝・ふくらはぎ・足首などを中心に皆さん痛めています。
私も現役時代は、指に膝にとあちらこちらに怪我をして
ばっかりでした。(自己メンテナンス不足ですね)
今回は、特にバレーボールで起きやすい「怪我とその種類」に
ついて私の経験談も踏まえて詳しく解説します。
ジャンパー膝
ジャンプを繰り返す競技に発症しやすいこの腱の炎症。
私が最初に怪我をしたのが、このジャンパー膝で飛ぶのはおろか
歩くことすらしんどい状態でバレーをやめようと思ったくらいです。
これ我慢してやっていると、ほかの場所を痛めてしまいますので、
無理は絶対に禁物ですよ!!(私の経験上は・・・。)
バレーボールだと「アキレス腱の断裂や突き指」などがけがの代表的な
問題ですが「ジャンパー膝」も比較的多い疾患になります。
引用元:ときた整骨院
痛みの原因は太ももの前側(大腿直筋)の筋肉の緊張が強くなることで、
引っ張られ膝に負担がかかり、炎症を起こしてしまいます。
痛みの場所は、膝のお皿の上側と下側になり痛みがあるうちは
練習を中断し、冷やすことに専念しましょう!
【ジャンパー膝】
⚠️オスグッドと勘違いされやすいが、
痛む場所は膝蓋骨のすぐ下の辺り
※稀に膝蓋骨の上の辺りが痛む事も特徴
✍️しゃがみ込む動作で痛み→→酷くなると歩くのも痛い
✍️膝蓋骨のすぐ下に水が溜まっている✍️バレーやバスケなどのジャンプや着地が多いスポーツで多発 pic.twitter.com/N3fzBLNrTs
— 部活生応援プロジェクト CSP (@CSP_student) December 12, 2018
オスグッドシュラッター病
脛骨粗面と言われる骨の表面に痛みが起きる
10代特有の症状「オスグッドシュラッター病」
引用元:スマイル回復院
意外と成長痛として簡単に片づけられることがありますが、
これは、急激に身長が伸び始める10代の代表的なスポーツ障害なのです。
主にサッカーやバスケットなどの走ったり、止まったりの動作が多い
スポーツに多く発症します。バレーボールも同様、走り込みなどを多く
行った場合に痛みが出ることがあります。
やばい。バレーしたらめっちゃ痛い😣(オスグット👍) pic.twitter.com/ZYmQXEp7Iz
— 【UND】Liam (@LiamHiQ) November 15, 2020
シンスプリント
特に陸上や野球選手など、走り込みが多い競技に多く発生する「シンスプリント」
聞きなれない疾患ですが、すねの骨、内側下方1/3部分に炎症が起き痛みを
発生させてしまいます。初期症状としては、すねの内側部分に軽い鈍痛や不快感
があり、運動中のみ痛む程度ですが、進行してくると日常生活などの軽い動きでも
痛みを伴うようになってきます。
引用元:村上接骨院
シンスプリントは、足裏のアーチ(縦・横)が崩れることによって負荷が
すねの内側部分に集中することによって発症するので、固い路面での
ランニングは避けるようにしましょう!
また、過度の練習やランニングフォームの崩れなども原因ですので、
練習内容の見直しも必要になってきます。
バスケットボールに限らず、バレーボールや他の競技も、長距離走ると母子屈筋を使い出し、途端にシンスプリント症候群になる選手が多い。(体育の授業なので仕方ないが)
競技は併発しない症状が、長距離走出るのは、ランで正しい身体の使い方ができていないから。#バスケットボール #バレーボール https://t.co/AWLQN6ZTlD
— 石川貴之@「ゼロ・グラ理論」著者 (@labo_karada) March 11, 2019
突き指
バレーで最も多い怪我がこの「突き指」
この突き指もやった直後は、強烈に痛いんですよね~。
指に強い力が加わって起こる外傷で、腱の損傷や剥離骨折があることも
少なくなく、場合によっては曲がったまま戻らなくなったり、脱臼なども
起きやすいので、テーピングによる保護は忘れないようにしましょう!
テーピングの方法がわからない方は以下の動画を参考にしてみて下さい。
足首捻挫(特に内反捻挫が多い)
スポーツ競技に多いのが、この足首捻挫で特に足首を内側に捻じること
で起きる内反捻挫が特に多く発生します。
逆に外反捻挫は足首の構造上、腓骨という骨がぶつかってしまうために、
足首自体を外側に捻じりにくいために、外傷としてなりにくいと言えます。
私が練習中にやってしまった怪我がこの内反捻挫で、通常捻挫は足首の
外側だけが腫れてきますが、内と外が同時に腫れた場合は骨折の可能性が
あるので、そのまま放置せずに整形外科に行くようにしましょう。
骨折した人の話を聞くと、骨が折れる際は「ポキッ」って乾いた音がするそうです。
そして、内と外の足首が10分経たずして饅頭のように腫れあがります。
ここまでなると、確実に骨折していますね。
疲労骨折
疲労骨折は小さな負荷が持続的にかかることで、起きる骨の損傷。
特に注意したいのが、腰の疲労骨折で「腰椎分離症」です。
私のお友達は、バレーの練習中ではありませんが授業でマラソンの練習中に
急に動けなくなり、病院で腰痛分離症と診断されました。今でも時々その子と
会うのですが、やはり腰の骨が前弯(反り腰)していてあまり調子が良くないとのことです。
やはり筋肉が固い状態で、無理なトレーニングは禁物ですね。
何のスポーツでも柔らかい筋肉はケガをしにくいと言われます。
まとめ
バレーボールで最も起きやすい怪我の種類について記事を
書きましたが、参考になりましたでしょうか?
怪我の原因は「過度の筋肉の緊張であったり関節の可動制限」で
あることが最も多く、運動を行う前のストレッチを入念に行い
練習後のクールダウンもしっかりと行うことで、怪我の予防になります。
私のお友達も、アキレス腱の断裂や腰椎の分離症で選手生命が短くなったり
引退を余儀なくされた子たちもいました。
自己メンテナンスは非常に重要ですので、監督やコーチ(トレーナー)の
指示に従って怪我のないバレー生活を送られてくださいね ^^
★ バレー関連の記事!もう一つ読んでみませんか?
バレーボール上達DVDランキング
- 何をやってもバレーボールが上達しないのは実は「才能・センス」 がないのではなく、正しい方法で練習をしていないのが原因なんです。
- バレーボールで必要なすべてのプレーが218分の動画にて詳しく解説!
- スパイクは強く打てば良いわけではなく、 点を取るためのスパイクでなければゲームで勝つことはできません。
- 強くなるためには素通りできないのがこの「戦術」です。
- あなたのお子さんを全国レベルの選手に育ててみませんか?